1998年６月11日

PCリサイクル・ワーキンググループ

代　表　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

道都大学短期大学部 専任講師　　由　水　　伸

事務局　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

札幌市立北野台中学校 教諭　　尾　崎　　廉

PCリサイクル設立趣意書

新しいOSやアプリケーションのバージョンアップや肥大化の結果、多くのPC（パーソナルコンピュータ）がその役割を終えたかのように扱われ、廃棄されようとしています。 そのようなPCを修理や部品交換で再活用できないかと議論を重ね、さる4月22日「PCリサイクル・ワーキンググループ」としての活動をスタートさせました。 第2回目の活動は北海道新聞5月19日付け『デジタリアン』でも特集され、多くの反響を呼んでいます。 私たち「PCリサイクル・ワーキンググループ」への参加と共に、下記の主旨にご賛同いただける、民間企業・団体・一般市民の方々のご協力・ご支援をよびかけます。

記

• 目的
  • 壊れたり、不要になったPCをリサイクルし、主に教育や社会福祉など公益を目的として再活用する。
  • PCリサイクルの過程で修得したハードウェアやOS・ソフトウェアなどの知識や経験をさまざまな場を通じ社会に還元する。

• 活動
  • リサイクルされたPCを必要としている学校・団体と不要となったPCを抱えている法人
  • 団体・個人の情報交換の場を設ける。
  • PCリサイクルが教育や社会福祉・文化の向上に貢献できるよう、広く社会によびかける。
  • 企業や団体がスムーズにPCをリサイクルできるよう、固定資産管理や税制について研究する。
  • ハードウェア・周辺機器・OS・アプリケーションソフトなどのメーカーへも協力をよびかけ、出来るだけコストをかけずに再生できるようにする。

• 慈善寄付や貸与していただける方々へ 企業や団体活動の第一線では使用しづらくなったPCも教育用途やインターネットへのアクセスでは十分使用できる場合があります。 また、同等の機種数台から1台の再利用可能なPCをリサイクルすることも可能ですので、廃棄処分の前にご連絡いただけると幸いです。 但し、今年4月から損金算入可能なPCの取得価格が10万円未満に引き下げられ、法定耐用年数も6年のままとなっていますので、事前に固定資産管理や経理を担当されている部門のご了解を得た上でご連絡下さい。

• リサイクルPCを活用していただける方々へ 使用される目的やネットワーク環境などについて事前にご連絡下さい。 リサイクルしたPCは基本的に商用のOSやアプリケーションソフトは『使用権許諾契約書』等の制限により含まれていないと考えて下さい。 『Linux』や『FreeBSD』のOSで『Netscape Navigator』や『Linx』などオープンソー スと呼ばれるフリーのソフトウェアをインストールし、インターネットへのアクセス とウェブのブラウズ、電子メールの交換等が出来るようにリサイクルするのが私たち の目標です。 企業や団体から貸与されたPCについては、決算日前に『借用書』等を提出することが ありますので、現品の管理については十分注意をしていただかなければなりません。

• 連絡先